S&P500インデックス投資の最適解は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」【2022年1月版】

S&P500インデックス投資の最適解

いまだに1989年12月29日の最高値38,915円を超えられない日経平均株価に対して、米国の指標の一つであるS&P500は1989年12月29日と比較すると3倍以上に値上がりしています。

過去の実績と未来が同じになる保証はどこにもありませんが、S&P500へのインデックス投資が利益を生む可能性は非常に高いです、

本場米国のETFを買うのか?それとも国産ETFを買うか、はたまた投資信託を買うのか?

S&P500インデックス投資の最適解を解説します。

S&P500指数に連動する3つ投資手法比較

S&P500指数に連動する米国ETF、国内ETF、投資信託があります。

比較には米国ETF「バンガード S&P 500 ETF(VOO)」、国内ETF「iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF(1655)」、投資信託「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の3つを使います。

各投資商品の選定理由は別記事で確認してください。

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※表中に記載されている商品名をクリックすると各商品の公式サイトにリンクします。

S&P500指数に連動する3つ投資手法
比較項目 バンガード
S&P 500 ETF
iシェアーズ
S&P 500 米国株 ETF
eMAXIS Slim
米国株式(S&P500)
種類 米国ETF 円建てETF 投資信託
ティッカー/
証券コード
VOO 1655
運用開始日 2010年9月7日 2017年9月28日 2018年7月3日
ベンチマーク S&P500 S&P500
(円建て)
S&P500
(配当込み、円換算ベース)
為替ヘッジ なし なし なし
決算 年4回 年2回 年1回
純資産総額※1 32,181,715百万円※2 85,172百万円 948,759百万円
騰落率※3 27.02% 43.19% 44.52%
分配金/配当金※1 1.30% 0.74%
販売単位※4 1口 1口 100円
購入手数料
(税込)※4
0円
(手数料無料対象ETF)
0円
(手数料無料対象ETF)
0円
売却手数料
(税込)※4
0.495% 0円 0円
経費率/信託報酬 0.03% 0.0825% 0.0968%以内※5
二重課税調整制度
(外国税額控除)
対象外 対象 ※6
つみたてNISA対象 × ×
運用会社 バンガード ブラックロック 三菱UFJ国際投信

※1 2021年12月31日時点

※2 1ドル115円計算

※3 期間は2020年12月末〜2021年12月末

※4 SBI証券で購入する場合

※5 総経費率は0.12%

※6 分配金がないため対象外

経費率/信託報酬の最適化

米国ETFと円建てETFでは貸株サービスにより金利を得ることができます。

また、投資信託はクレジットカード投資でポイントがもらえます。

貸株とクレジットカード投資を利用することで経費率/信託報酬がどのように変化するか表にまとめました。

貸株の金利は、VOOが0.01%、1655が0.1%で計算しています。

表中のマイナス表記は受け取れる金利/ポイントが経費率/信託報酬を上回り、支払いではなく受取が発生します。

※表中に記載されている商品名をクリックすると各商品の公式サイトにリンクします。

S&P500指数の経費率/信託報酬の最適化
比較項目 バンガード
S&P 500 ETF
iシェアーズ
S&P 500 米国株 ETF
eMAXIS Slim
米国株式(S&P500)
種類 米国ETF 円建てETF 投資信託
ティッカー/
証券コード
VOO 1655
経費率/信託報酬(税込) 0.03% 0.0825% 0.12%
貸株利用 0.02% -0.0175% 0.12%
クレジットカード投資
(ポイント付与0.5%)
0.03% 0.0825% -0.38%
クレジットカード投資
(ポイント付与1.0%)
0.03% 0.0825% -0.88%

S&P500インデックス投資の最適解

自動積立で手間なく投資をしたいという場合は投資信託の「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」がオススメです。

投資信託と聞くと国内ETFや米国ETFより劣る投資手法という印象を持つ方もいらっしゃると思いますが今や間違いです。

信託報酬が下がり国内ETFや米国ETFに騰落率で引けをとりません。

投資初心者から上級者まで幅広く使える投資手法です。

指値で売買したい方には国内ETFの「iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF(1655)」がオススメです。

投資信託は1日単位で変わる基準価格による売買になりますが、ETFは需要と供給のバランスで価格が決まるため指値での売買が可能です。

加えてドル建てによる資産の分散の目的がある場合は「バンガード S&P 500 ETF(VOO)」がオススメです。

配当金受け取り時、売却時に米国の源泉徴収と日本の源泉徴収の二重に税金が掛かるため確定申告による払い過ぎた税金を戻す手間や日本円をドルに交換する手間が掛かりますが通貨の分散に有効な銘柄です。

S&P500指数に連動する投資商品が買える証券会社

三大ネット証券でS&P500指数に連動する投資商品の取り扱い状況です。

どの証券会社を選んでも比較した3つの商品を購入することが可能です。

どの証券会社にするか迷う場合は、ネット証券シェアNo.1の「SBI証券」が間違いないです。

S&P500指数に連動する投資商品が買える証券会社
証券会社 SBI証券 楽天証券 マネックス証券
バンガード
S&P 500 ETF(VOO)
iシェアーズ
S&P 500 米国株 ETF(1655)
eMAXIS Slim
米国株式(S&P500)

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