NASDAQ100インデックス投資の最適解はQQQ、国内ETF、投資信託のどれか?

人気米国ETFのQQQ(インベスコQQQトラスト・シリーズ1)は、2010年1月4日の初値$46.32から11年後の2020年12月31日に$312.87となりQQQ保有者の資産を約7倍に増やしました。
日本でQQQを購入するためには、海外株式用口座の開設し、購入資金のドル交換といった手間をかけ、分配金の受け取り時とQQQ売却時には米国と日本の二重源泉徴収という負担もあります。
QQQの高い収益性を優先し、デメリットに目をつぶってQQQを買うのか、それともQQQ以外のNASDAQ100インデックス投資先として国内ETFもしくは投資信託を選ぶという選択肢はあるのか?
2020年にはNASDAQ100にインデックス投資する国内ETFと投資信託が複数商品運用が開始し、選択肢が増えたことでどれに投資すべきか分かりづらくなっています。
▼この記事の目次(もくじ)
NASDAQ100インデックス投資する3つ手法
NASDAQ100にインデックス投資をする選択肢には米国ETF、国内ETF、投資信託があります。
米国ETFのQQQで一択ですが、次いで国内ETFと投資信託には複数の選択肢があります。
別記事で書いたNASDAQ100にインデックス投資するオススメする国内ETFと投資信託とQQQを比較してみました。
NASDAQ100にインデックス投資する国内ETFの比較記事
NASDAQ100にインデックス投資する投資信託の比較記事
※表は、横にスクロールしますので、表を横方向にスワイプしてご覧ください。
比較項目 | インベスコ QQQ トラスト シリーズ | 上場インデックスファンド米国株式(NASDAQ100)為替ヘッジあり | iFreeNEXT NASDAQ100インデックス |
---|---|---|---|
種類 | 米国ETF | 国内ETF | 投資信託 |
証券コード | QQQ | 2569 | – |
運用開始日 | 1999年3月10日 | 2020年9月24日 | 2018年8月31日 |
ベンチマーク | NASDAQ100指数(ドル建て) | NASDAQ100指数(円建て、円ヘッジ) | NASDAQ100指数(円換算ベース) |
為替ヘッジ | なし | あり | なし |
決算 | 年4回 | 年2回 | 年1回 |
純資産総額 | 15,953,582百万円※1 | 10,254百万円 | 16,054百万円 |
騰落率※2 | 10.02% | 9.53% | 8.67% |
分配金/配当金 | 0.55% | 0.12%※3 | 0% |
販売単位※4 | 1口 | 10口 | 100円 |
購入手数料(税抜き)※5 | 0.45% | 0円 | 0円 |
売却手数料(税抜き)※6 | 0.45% | 0円 | 0円 |
信託報酬(税抜き) | 0.20% | 0.25% | 0.495% |
二重課税調整制度(外国税額控除) | 対象外 | 対象 | 対象外※7 |
運用会社 | Invesco(インベスコ) | 日興アセットマネジメント | 大和アセットマネジメント |
※1 2020年12月31日時点の純資産総額151,938.88百万米ドルに105円を掛けて算出しています。
※2 「上場インデックスファンド米国株式(NASDAQ100)」の運用が開始された2020年9月24日から2021年1月4日までの騰落率を算出しています。
※3 2021年1月8日の分配金の1円40銭が同額で年2回分配されると仮定し、同日の初値で割り分配金率を算出しました。
※4 SBI証券で購入する場合
※5 SBI証券で購入する場合
※6 SBI証券で購入する場合
※7 2020年8月末時点では二重課税調整制度(外国税額控除)の対象外
詳細は、各商品の公式ページ「インベスコ QQQ トラスト シリーズ(Blomberg/ブルームバーグのサイトにリンク)」「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」「上場インデックスファンド米国株式(NASDAQ100)為替ヘッジあり」でご確認ください。
NASDAQ100インデックス投資のベストバイ
騰落率が一番高い「QQQ(インベスコ QQQ トラスト シリーズ)」ですが、続く「上場インデックスファンド米国株式(NASDAQ100)為替ヘッジあり」との差は0.49%と僅かです。
2021年1月13日の終値32,868円(1ドル104円と仮定し、$316.04×104円)で計算すると、購入の際に約150円、売却の際にも150円掛かります。
また、分配金の受け取り時と売却時に米国の源泉徴収10%が掛かります。
買って売るだけで約1%の手数料が掛かり、売却時に利益があれば利益の10%を米国と日本の二重に源泉徴収が掛かるとなれば、QQQ以外を選択するという判断も大いにあり得ます。
QQQに比べて騰落率で劣る「上場インデックスファンド米国株式(NASDAQ100)為替ヘッジあり」と「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」には、売買手数料も米国源泉徴収がないため敢えてQQQを買う理由はなくありました。
結果として、2021年1月時点でNASDAQ100インデックス投資をするなら「上場インデックスファンド米国株式(NASDAQ100)為替ヘッジあり」を推奨します。
為替ヘッジは不要という方には「上場インデックスファンド米国株式(NASDAQ100)為替ヘッジなし」という選択肢もあります。
NASDAQ100インデックス投資商品が買える証券会社
三大ネット証券でNASDAQ100インデックス投資商品の取り扱い状況です。
どの証券会社を選んでも「QQQ(インベスコ QQQ トラスト シリーズ)」「2569(上場インデックスファンド米国株式(NASDAQ100)為替ヘッジあり)」「iFreeNEXT NASDAQ100インデックス」を購入することが可能です。
どの証券会社にするか迷う場合は、ネット証券シェアNo.1の「SBI証券」が間違いないです。
※表は、横にスクロールしますので、表を横方向にスワイプしてご覧ください。
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