投資信託を買うなら必ず知っておきたいクレカ投資でもらえるポイントについてSBI証券、楽天証券、マネックス証券の3大ネット証券を比較しました。
SBI証券は年間33,000円のクレジットカード年会費を払える方であれば5.0%のポイントを得ることができますが年会費33,000円は大きなハードルです。
楽天証券は改悪によりインデックスファンドに対して0.2%のポイント付与となっていましたが、2023年6月から少し改善されて0.5%の還元率になりますが楽天カード=お得というイメージだけでクレカ投資に楽天カードを選んではいけません。
マネックスカードは年会費が実質無料になるため無料のクレジットカードの中で一番高い1.1%のポイントが付与されます。
無難に無料のクレジットカードを選択するか?それとも有料のクレジットカードで高い還元率を求めるのか?あなたが求めるクレジットカードはどれでしょうか?この記事を読めば投資信託のクレカ投資で一番オトクな証券会社を選ぶことができます。
SBI証券×三井住友カード(NL)のクレカ投資
SBI証券は指定のクレジットカードによる投資信託へのクレカ投資で0.5%もしくは1.0%、5.0%のVポイントがたまります。
Vポイントは、街のお店やネットショッピングの支払いやクレジットカードの支払いに充当することができます。
もらえるポイントは利用するカードの種類によって変動します。
無料の「三井住友カード(NL)」カードは0.5%のポイント、年会費33,000円の「三井住友カード プラチナプリファード」は5.0%のポイントがもらえます。
ちなみに「NL」はナンバーレスの略でカード番号が印字されていないクレジットカードになります。
カード名 | クレカ投資ポイント | 年会費 |
---|---|---|
三井住友カード(NL) | 0.5% | 無料 |
三井住友カード ゴールド(NL)※1 | 1.0% | 5,500円(税込) |
三井住友カード プラチナプリファード※1 | 5.0% | 33,000円(税込) |
Oliveフレキシブルペイ | 0.5% | 無料 |
Oliveフレキシブルペイ ゴールド※1 | 1.0% | 5,500円(税込)※2 |
Oliveフレキシブルペイ プラチナプリファード※1 | 5.0% | 33,000円(税込)※2 |
※1 他にも同率のポイントが付与されるクレジットカードがあります。
※2 初年度無料です。
ちなみに「(NL)」という表記はカード番号などが印刷されていないナンバーレスを意味します
「三井住友カード(NL)」は年会費無料で0.5%のポイントがもらえますが、年間100万円以上のカード支払いがある場合は年会費が無料となる「三井住友カード ゴールド(NL)」を使い1.0%のポイントをもらいましょう。
つみたてNISAで年間上限額の40万円を投資した場合、「三井住友カード(NL)」なら年間2,000ポイント、「三井住友カード ゴールド(NL)」なら年間4,000ポイントがもらえます。
投資金額の上限 | 5万円/月 |
---|---|
特定口座での利用 | ◯(利用可能) |
一般口座での利用 | ◯(利用可能) |
一般NISAでの利用 | ◯(利用可能) |
つみたてNISAでの利用 | ◯(利用可能) |
ジュニアNISAでの利用 | ×(利用不可) |
iDeCoでの利用 | ×(クレジットカード払い未対応) |
楽天証券×楽天カードのクレカ投資
楽天証券では楽天カードによる投資信託のクレジットカード投資で0.5%もしくは0.75、1.0%の楽天ポイントがたまります。
ポイント付与率は使用するクレジットカードで変わり年会費が高くなるほど還元率も高くなります。
また、信託報酬の販売会社が受け取る手数料(代行手数料)が年率0.4%(税込)以上の投資信託の場合はどのクレジットカードを使っても1.0%のポイントが付与されます。
上記対象になる投資信託はレバレッジが掛かったインデックスファンドやファンドマネージャーが運用してる投資信託となり、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、楽天・全米株式インデックス・ファンド、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)などの人気インデックスファンドは対象にはなりません。
楽天ポイントは、楽天グループの各サービスでのお支払いや街のお店やネットショッピングの支払いに使うことができます。
カード名 | クレカ投資ポイント | 年会費 |
---|---|---|
楽天カード | 0.5% | 無料 |
楽天ゴールドカード | 0.75% | 2,200円(税込) |
楽天プレミアムカード | 1.0% | 11,000円(税込) |
※1 代行手数料年率0.4%(税込)以上の銘柄は1.0%ポイント還元になります。
つみたてNISAで年間上限額の40万円を投資した場合、年会費無料の楽天カード年間2,000ポイント、年会費2,200円(税込)の楽天ゴールドカードで年間3,000ポイント、年会費11,000円(税込)の楽天プレミアムカードで年間4,000ポイントがもらえます。
2022年7月13日以降、インデックスに投資する投資信託は0.2%になると考えてよいですが救済措置として、楽天カード→楽天キャッシュ→楽天証券という流れで投資信託を購入すると1.0%のポイント還元となります。救済処置の期限は2022年12月末までです。
投資金額の上限 | 5万円/月 |
---|---|
特定口座での利用 | ◯(利用可能) |
一般口座での利用 | ◯(利用可能) |
一般NISAでの利用 | ◯(利用可能) |
つみたてNISAでの利用 | ◯(利用可能) |
ジュニアNISAでの利用 | ×(利用不可) |
iDeCoでの利用 | ×(クレジットカード払い未対応) |
マネックス証券×マネックスカードのクレカ投資
マネックス証券ではマネックスカードによるクレカ投資で1.1%のマネックスポイントがたまります。
マネックスポイントは、Amazonギフト券やdポイント、JALやANAのマイルのほか、さまざまな特典と交換することができます。
カード名 | クレカ投資ポイント | 年会費 |
---|---|---|
マネックスカード | 1.1% | 550円(税込) |
つみたてNISAで年間上限額の40万円を投資した場合、年間4,400ポイントがもらえます。
マネックスカードは550円(税込)の年会費が掛かりますが、年間1回以上のクレジットカードの利用で無料になります。
投資金額の上限 | 5万円/月 |
---|---|
特定口座での利用 | ◯(利用可能) |
一般口座での利用 | ◯(利用可能) |
一般NISAでの利用 | ◯(利用可能) |
つみたてNISAでの利用 | ◯(利用可能) |
ジュニアNISAでの利用 | ×(利用不可) |
iDeCoでの利用 | ×(クレジットカード払い未対応) |
無料クレジットカードによる投資信託別の獲得ポイント
投資信託別にクレカ投資で獲得できるポイント率をまとめました。
投資信託 | SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 |
---|---|---|---|
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 0.5% | 0.5% | 1.1% |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 0.5% | 0.5% | 1.1% |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 0.5% | 0.5% | 1.1% |
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス | 0.5% | 0.5% | 1.1% |
iFreeレバレッジ NASDAQ100 | 0.5% | 0.5% | 1.1% |
ポイント還元率の改悪により2022年7月13日から主要な投資信託のポイント還元率が0.2%に下がった楽天証券ですが、2023年6月買付分からは還元率が0.5%にアップします。それでも手数料が掛からない無料クレジットカードを使いクレカ投資するのであればポイント還元率が一番高いマネックス証券が圧倒的にオススメです。
たまったポイントの使い方ですが、楽天証券の楽天ポイントはとマネックス証券のマネックスポイントは投資信託の購入に使えます。SBI証券はポイントの受け取りをTポイント、Pontaポイント、dポイント、JALマイル、Vポイントから選ぶことができますが、Vポイントを選ぶことで投資信託の購入に使えます。
SBI証券と楽天証券を抑えてマネッックス証券のクレジットカード投信積立のポイント還元率はNo.1です。
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